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人間の物差し [思った事]

人間は多くの物差しをもっています。
人を測る、「常識がちがう」という測り方もあります。また物理的に測ることができる物差しもあり、体重、血圧、身長、体脂肪、視力、張力、握力、筋力、知力、学力、読解力、財力、色度、輝度、波長、周波数、摩擦力、馬力、トルク、横力、重力、速度、加速度、高さ、長さ、深さ、気圧、風速、湿度、気温、磁力、電力、電圧、電流、回転数、照度、時間、表現力、語彙、感性、、、測れそうもないものもありますが、産業革命以来さまざまな物差しを手に入れいれて多くの物を測り数字にして文明を築いてきました。そのような中である錯覚ができたのではないでしょうか、「測れるものだけが実在する」と。

日本人は面白いと思う、それは「八百万の神」。水、山、火、ご不浄、土地、季節、空、岩、海、川、機、妖怪、鬼、般若、怪しいですがきっともっとあると思います。実に様々なところに神様を祀ってきました。これはきっと当時の人々が、人では計り知れないことの多くを「神」と呼んできたのではないですか。これはある知恵だと思います。「測れないから無い」のではなくとりあえずあるから「神様」にして、崇めて、少なくとも災いが無いように、幸せに暮らせるように願ってきた結果だと思います。
しかし西洋文明はは違う部分が多いですね。「測れから有る」が大切にされてきた文明だと思っています。これは今ある多くの文明の利器を生み、育て、人々を便利に、効率的に、清潔に、生活できるようにしてきました。このことを否定する気持ちはありません。

今日のTV「死後の世界はある」という米国の脳外科医の話は、大変興味深く見ました。久々にTVを見ましたよ。彼は「科学が無いというものは、無い」という信念の「権威ある脳外科医」だそうです。そんな彼が「業界の常識」とは違うことは言い出したので、業界を含め大騒ぎのようです。
僕には「業界の権威」「専門家」の危うさを感じましたが、内容は冷静な話で「業界の常識」に対して、体験と科学的事実、つまり「専門家として測った結果」を一つ一つ積み上げて行くのでだんだんと引き込まれました。僕は「人の測りは、所詮人の物」という考えなので、「死後の世界」のような不思議な話を信じています。でも本当にあるかどうかは死んだ人しかわからない、という落語のような話ですが。科学技術がその方向に行くことはいいことだと思います。実際にやる人は「お金、出世」には役立たず、かえって業界から変な目で見られると思いますが。
それが、お釈迦様や多くの人々が考えてきた謎、「なぜ人は生まれ、生き、苦しみ、病気になり、死ぬのか」、「心とは」というような「測れていない」問題について、「測る手段」提供することで身近になり、苦しみや不幸な考え方を少しでも修正して、幸せになれればと願うからです。
でもかえってそれに縛らる可能性もあるので、その点は注意が必要です。

「前世」とかもあるんだろうな、きっと。
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